こんにちは、東京都江戸川区でリフォーム業を営んでおりますワールド設備です。
お風呂のリフォームをお考えの方!結構値段かかりそうですよね。「出来れば安くいきたいんだけど、、、」とお考えの方向けに今回は!
「お風呂(浴室)のリフォームで費用を安くするコツ6選」をお伝えします!
お風呂(浴室)のリフォームをご検討されている方、絶対に読んでください!読まないと数十万円以上損しちゃうかもしれません。
そのくらいこの記事には、お風呂リフォームに関する有益な情報が載っています。
この記事を書いたのは、実際にリフォーム会社の社長である私が書いています。原価や仕入れ、工賃などの裏話を書いたので、よくあるWebライターの方では書けないところまで書いています。是非こちらの記事を読んで、コスパ最強なお風呂(浴室)のリフォームを行いましょう!
目次
1.ショールームにはあえて行かない!安さを求めるならカタログで決める
2.ユニットバスが安いメーカーを知る!原価で一番安いのは〇〇
3.本当にそのオプションいりますか?使えるオプションを考える
4.工事費の相場は〇〇!これより高い工事費は努力不足かぼったくり
1.ショールームにはあえて行かない!安さを求めるならカタログで決める
(↑TOTO新宿ショールーム)
この記事を読む前に、ショールームに行ってしまった方すみません。実は「圧倒的に安さを求める」ならば、ショールームには行かない方がいいです。なぜなら、ショールームに行くと、ハイグレード~ミドルグレードくらいのユニットバスが並んでいますので、その中から安いものを選ぼうとするとミドルグレードを選んでしまうからです。正確にいうと、ローグレード(低価格商品)も並んではいますが、皆さんが選びづらい位置に置いてあるので自然と目が入らないようにできています。
さらに、ショールームに行くと受付のお姉さんがしっかりと使い勝手の良い商品を説明してくれます。使い勝手の良い商品は当たり前ですが、値段は高いです。安さだけを考えるならば、ガスコンロだったら火が出ればいいとか、レンジフードだったら換気されれば外観はどうでもいいとか、キッチン水栓なんてシャワー機能あればいい、と思うのではないでしょうか。であればショールームに行く必要はなく、カタログの中から定価が低いものから順番に見ればよいのです。
ですが、リフォーム会社なら勿論(私もですが)、本当はお客様にはショールームに行って欲しいです。工事金額が高くなるので利益も増える、なんてこと白状しますが少し思っています。ですが、一番安いもの!ではなく、お客様にとってコスパの良い商品を選んでもらい、使い勝手の良い設備を楽しんでもらえるのが一番です。最高級のものでもなく、一番安いものでもなく、お客様が欲しい機能をショールームで探してほしいのです。
ですが、いわゆる最低限の機能で一番安いものが欲しいならばショールームに行く必要はありません。本当に安いものはショールームにはありません。カタログの小さいところに書いてあるので、何とか読み取りましょう。読むのがめんどくさい場合、リフォーム会社に最低限の機能ということで調査依頼をしても良いと思います。弊社であれば、すぐに御見積を作成いたしますのでご相談ください。
2.ユニットバスが安いメーカーを知る!原価で一番安いのは〇〇
一番安いメーカーは「ハウステック」です。次点で、LIXILが挙げられます。ただ、業者の仕入れ力によってはTOTOや別メーカーが一番安いと言ってくる場合もあります。そういった場合は、「TOTOとハウステックで商品内容を合わせて御見積をしてもらえないか」とリフォーム会社に聞いてみましょう。もし、それでより安い見積がもらえたらラッキーです。ただ、ハウステックの方が安く仕入られるので、業者が利益を上乗せして高くする場合もあります。そこを確認するのは至難ですので、なるべくなら相見積もりを取って一番安い会社を選びましょう。
ちなみに、安さを推しているので、「ハウステックの商品はしっかりしているのか」と不安に思う方も多いと思います。当たり前ですが、全く問題ありません。ハウステックはブランド力が低くお客様認知度が低いですが、リフォーム会社の多くは知っているメーカーです。
ハウステックは元々日立グループの会社で、今はヤマダ電機の傘下になっています。親会社が超大手ですので、信頼のおけるメーカーであることがわかると思います。また、私の体験ですが、賃貸物件ほどハウステックの商品が使われている感じがします。憶測ですが、安価で耐久性の高いメーカーとしてハウステックを選んでいる物件オーナー様が多いということでしょう。以上から、ハウステックの商品は耐久性もある安全な商品ということがお判りいただけたと思います。
もしも、ハイグレードを選ぶならば種類が豊富なのでTOTOやLIXILをおススメします。ですが、最低限のユニットバスで良い!一番安いの!をお求めの方はハウステックのユニットバスをご検討ください。
3.本当にそのオプションいりますか?使えるオプションを考える
先述したショールームに行くと、色々な商品があるので目移ろいしてしまい、全く必要でない機能がついた商品を買ってしまう、ということもあります。
私も最近、中古マンションを購入してフルリフォームしました。勉強のためにと、設備はなるべく最高級のものを導入しました。ですが、機能が多すぎるので、正直全てを使い切れません。結果わかったことは、本当に必要だと思った機能以外は、最初感動しますが結局使わなくなる、ということです。例えば、食洗器は自動洗剤投入機能がありますが、たまに汚れが残ることがあるので、結局手動で洗剤をいれています。
価格を安くするならば、一番はオプションを無くせばよいです。ただ、あった方が圧倒的に暮らしやすくなるオプションもありますが、どのオプションが必要かということはお客様によって違います。そこで、リフォーム会社の社長が薦める「これは使える!オプション」と「なくても良いオプション」を並べてみます。
浴室設備でこれは使えるオプションとしては換気乾燥暖房機です。暖房機能でヒートショック対策にもなります。乾燥機能によって、梅雨や冬季の洗濯物が乾きづらい期間では浴室が乾燥室としても使えます。こちらは是非導入してほしいオプションです。
また、高断熱浴槽も使えるオプションです。浴槽フタも高断熱とすることで、湯舟を溜めてから3時間後でもお湯は2~3℃程度しか下がりません。お湯を沸かし直す必要がなくなりますので、是非導入してください。
なくても良いオプションとしては、浴槽自動洗浄機能が挙げられます。ボタンを押せば自動で浴槽を洗浄してくれる機能ですが、正直使うタイミングが難しいです。お湯を完全に捨ててからボタンを押すという行為が必要なのですが、ボタンを押すのを忘れることが多々あります。結局お湯を沸かす直前にボタンを押して自動洗浄10分程度を待ってからお湯を沸かすなんて逆に時間がもったいないと思います。これにお金を払うならば、こすらず落ちるバスクレンジングでさっと浴槽洗浄した方が良いと思います。
他オプションに関しては、お客様にとって好みがわかれるポイントだと思いますので、もしご予算があるならばショールームに行って、色々な機能を確認してみてください。
4.工事費の相場は〇〇!これより高い工事費は努力不足かぼったくり
工賃の相場をお伝えします。相場といっても、価格帯を広げて紹介しないように気を付けました。リフォーム会社が直接言いますので、恐らくこの価格帯から外れることはあまりないと思います。高すぎた場合はぼったくり、安すぎた場合は企業努力がすごいのか、施工に不安がある職人を使ってるか、と考えていいです。
⓪養生費
マンションの場合、共用部(エレベーターやホール、エントランスなど)を養生しなくてはならないので、2万円程度かかります。養生を使いまわしている会社は費用が発生していない場合もあります。戸建ての場合は布養生を使うことが多いので、費用は掛からないです。
①解体工事
解体工事は作業費とごみ処分費、諸経費の3つにわかれます。
まず作業費は、ユニットバスを壊す場合は大体2人工(2人作業)ですので6万円~7万円程度かかります。在来風呂(タイル張りの風呂)の場合、3~4人工(2日間2人作業)ですので9~12万円程度かかります。ただ場合によって、タイルなどを壊さなくてもユニットバスが設置できる場合があるので、下振れすることもあると思います。
ごみ処分費ですが、ユニットバスでも在来風呂でも1.5~2.0㎥が産廃業者にかかります。単価は産廃業者によりますが、大体25,000円~30,000円程度だとすると3万円~6万円程度かかります。
最後、諸経費ですが、積み込み費用やごみ運搬料がかかります。積み込み費用はおよそ2~3万円程度、ごみ運搬料2万~2.5万円がおよそかかります。
以上、合計した場合、ユニットバスの解体工事では14万円~18万円程度かかり、在来風呂の解体工事では17万円~23万円程度かかります。
それ以外でも、もしマンションにエレベーターがない場合とか、お風呂が小さい・広いとかで料金は前後します。今回お伝えした料金はいわゆる通常サイズ(1616サイズ・1418サイズ)で、戸建て・マンション(エレベーター有)の条件ですので、もし外れている場合は料金が変わります。
②水道工事(給排水切り回し・接続工事)
水回り設備なので、水道関係の工事があります。ユニットバスを新しくする場合、水の出る位置や排水の位置も変わりますので、管を延長したり経路を変えたりします。その延長や経路を変えることを「切り回す」と呼びます。つまり、給排水切り回しとは給水・排水(+追い炊き管)を適正の位置に変えることを言います。作業費は1人工+材料費ですので、およそ45,000円~55,000円かかります。
さらに、ユニットバスを組み立てた後、水栓から水とお湯が出るように管と設備を繋げる作業(接続)があります。また、給湯器のリモコンも接続して、浴槽へのお湯張りがしっかりできるかも確認します。その他、オプションがある場合は、その接続とチェックを行います。費用としては、1人工ですので28,000円~35,000円かかります。
つまり合わせて 7万円~9万円が水道工事費としてかかります。
③電気工事
給排水切り回しと同じように、電気配線と給気換気用のダクトも切り回す必要があります。また、ユニットバス組立後にも電気設備と配線を接続する必要があります。材料費も同様にかかりますので、費用感としては水道工事と同じだと思います。つまり、7万円~9万円が電気工事費としてかかります。別で、新しく換気乾燥暖房機を設置したいので新規ブレーカーを設置する必要があるなど、オプションによってはさらに追加料金がかかります。
④浴室組立工事
浴室を組立する工事です。お風呂や壁、天井、水栓などの部材をプラモデルのように組立する作業になります。自社で施工できると料金がお安くできますが、基本はメーカー(TOTO、LIXILなど)施工になります。メーカー施工の方が責任がつくので、もしも施工不良が起きた場合、メーカーがしっかり保証してくれます。ですので、弊社ではメーカー施工でお願いしています。
組立費は12万円~18万円を見積もりましょう。特殊なオプションがある場合、さらに値上がりします。また、サイズが大きい場合2日にわけて工事することもあるので、その場合値段があがります。
⑤大工工事
実はユニットバスには大工工事が必要で、ドア周りの樹脂枠を取り付ける必要があります。作業は半日もあれば終わります。費用としては、作業費+材料費で35,000円~50,000円となります。
⑥クロス工事
ドア枠も交換してしまうので、ドア枠に面する壁はクロス張替えが必要です。こちらも半日あれば終わります。費用としては、作業費+材料費で35,000円~45,000円となります。
壁1面だけでなく、洗面所全体のクロス床も張替えたくなると追加費用がかかります。
⑦左官工事(在来風呂限定)
在来風呂(タイル張りの風呂)限定で、土間コンクリート打ちが必要な場合があります。というのも、在来風呂はモルタルとタイルで構成されており、解体すると床面がゴツゴツしてしまいます。どでかい石を割ると、表面がゴツゴツしているイメージと言えば伝わるでしょうか。また、ゴツゴツではなく、地面(土や基礎)が見えてくる場合もあります。
この床面を平らにならす必要がありますので、土間コンクリート打ちをします。平らにすることでユニットバスが綺麗に設置できるようになります。およそ4万円~6万円程度です。
⑧諸経費
交通費、現場管理費、ごみ処分費などがこちらに入ります。
交通費は地域によって異なると思います。弊社は近いと1人工×2,000円、遠いと1人工×4,000円程度頂きます。また、現場調査で近くのパーキング代が高いと分かった場合は、追加料金とさせていただいております。できればお客様の駐車場があれば費用はお安くできます。在来風呂だと10人工程度なので2~4万円、ユニットバスだと1.6~3.2万円程度がおよそかかるでしょう。
現場管理費は工事期間によりますが、お風呂の交換ですと3万円~4万円程度になります。よく、「リフォーム会社の現場管理費が一番不透明!」とネット上で書かれているのを目にします。たしかに、見慣れない単語なのでお客様は理解できないですよね、申し訳ありません。ですので、今回どのような意味なのか説明しますので、ご理解いただけば嬉しいです。
現場管理費とは、読んで字のごとく、現場管理にかかる費用です。具体的に言うと、現場管理の仕事内容は、職人さんとのスケジュール調整・作業内容確認や、工事中の途中確認・完了確認、工事中のお客様との打ち合わせ、マンション管理組合への工事申請や、周りの方へのあいさつ文作成などを行っており、簡単に言うと工事に関する裏方です。職人さんとは違い、どの仕事がいくら、とは決まってはいません。どちらかというと、リフォーム会社の社員が現場管理として動いているので、お給料の時給計算したものと実働時間でおよそ決まるとお考えいただいて良いでしょう。
お風呂の交換ですと、現場管理自体は実働20時間(1日3時間×工事期間5日+事務仕事5時間)程度だと想定して、社員時給相当が1,500円~2,000円とすると、3万円~4万円程度となります。
ちなみに、リフォーム会社によっては「現場管理費および諸経費」と題して、工事金額の8~10%を取っている場合もあります。お風呂の交換70万円ならば7万円が現場管理費および諸経費、つまり現場管理費と交通費などの諸経費です。
最後にごみ処分費ですが、これは諸経費に入れるか解体工事に入れるか会社によって異なります。弊社では解体工事のごみと、水道・電気・大工工事などで発生した工事を分けて記載します。この部分のごみ処分費は1万円程度です。
まとめますと、以下の金額になります!
(戸建て1616サイズ、マンション1418サイズの工事費)
工事費の相場と詳細な内訳でした。もう少し詳しく説明して欲しい!とご意見あれば追記します。ちなみに、これら金額は全て税抜金額です。最後にお風呂の商品代を足したうえで、税込(1.1倍)すると最終的な工事代金になります。
5.補助金をつかう!浴室設備だけで約9万円もらえるかも?
国土交通省が行っている補助金「こどもエコすまい支援事業」が毎年4月からおよそ11月ごろまで開催されています。国の予算が限度を迎えると終了になります。11月~3月の間は申請できないわけではなく、次年度の補助金として申請できる場合があります。ただ、受け取りは早くても5月になりますのでご注意ください。2024年度もまた同じ補助金が始まるようですので、リフォーム工事をお考えの方は是非忘れないようにしましょう。
(住宅省エネ2024キャンペーン【公式】 (mlit.go.jp))
さて、ユニットバスの交換だけで補助金が使える場合があります。項目は以下になります。
これらが、補助金対応の項目になります。ただし、1つでも当てはまっていたら申請できるわけではなく、補助金申請額として50,000円以上の還付が受けられる場合のみになります。つまり、節湯水栓(補助金額5,000円)だけでは申請できません。高断熱浴槽と節湯水栓、廊下幅の拡張の補助金で合計60,000円となり、ようやく申請できるようになります。
ちなみに、節湯水栓と廊下幅の拡張は比較的申請しやすいので、補助金額33,000円は稼ぎやすいです。つまり、残り17,000円分の補助金を取れれば申請できます。浴室設備であれば高断熱浴槽か浴室乾燥機を設置したり、浴室ではなく換気機能付きエアコン(補助金額19,000円~)や節水型トイレ(補助金額19,000円~)を設置したりすれば目標補助金額50,000円を超えます。
浴室設備だけで補助金申請できますが、他工事と合わせるとより申請しやすく、補助金額も増えます。お得にリフォームしたい場合、補助金が使えないかを確認しましょう。
弊社では毎年10件程度、補助金申請を行っております。裏技のような申請方法も知っておりますので、補助金を使いたい方はご相談ください。
6.ユニットバス風を目指す!ただ見栄えだけ綺麗にしたい方向け
これは正直あまりおススメしません。ですが、賃貸物件なのでただ綺麗に見せたい!とかとにかく予算が少ない!という方だけにお伝えします。
既存の浴室を活かして、塗装やシート上張りをすることで見た目だけ綺麗する方法があります。天井・壁はパネルを上張りし、床はシート上張り、浴槽は塗装することで綺麗にリフォームできます。全部行えば合計60~70万円程度かかります。ただ、床だけ綺麗にするとか浴槽だけ塗装するなど部分修繕が可能です。その場合、10万円~20万円程度でもリフォームできる場合がありますのでご相談ください。
まとめ
以上が、リフォーム会社の社長が教える「お風呂(浴室)のリフォームで費用を安くするコツ6選」でした。他では書かれていない情報を多く書きましたので、新しい情報に触れられれた方が少しでもいらっしゃれば嬉しいです。今回説明したコツを使い、コスパ最強な浴室リフォームをしちゃいましょう!
弊社のブログは他と違い、若手社長である私が自分の経験をもとに頑張って書いています。ChatGPTやライターなどがブログを書いていることが多く、ネット検索では同じ情報が羅列されています。今の状態は、真にお客様のためになっている情報ではなく、ネット強者がいまある情報の整理を行っているだけです。私のブログでは、なるべく今ネットにある情報だけでなく本当に知ってほしい情報も追加して、よりリアルな体験談として皆様の有益な情報をお届けしますので是非応援よろしくお願いします。インスタも始めていますので、よろしければフォローよろしくお願いします。