【業者が暴露】リフォーム会社社長が教える!トイレ交換の費用内訳について

こんにちは、東京都江戸川区でリフォーム業を営んでおりますワールド設備です。

この記事を開いた方、トイレ交換の相場を気になっているのではないでしょうか?
「見積取ってみたけど、これってぼったくり?」そんなお悩みを持つ方もいらっしゃるかもしれません。
そこで、今回はリフォーム会社の社長である私が、トイレ交換の費用内訳を暴露してしまいます!
これを読めば、あなたが今見ている御見積がぼったくりかわかるかも?
是非最後までご一読お願いいたします!

 

1.トイレの商品代は性能によって大きく変わる!

 

トイレの性能

弊社のこれまでの実績から計算した、トイレ交換の価格帯はこんな感じです。

20万円以下の交換費用がほぼ半分を占めており、25万円以上も実は23%ほどあります。

トイレ交換の費用の相場は、私の経験からすると、最低値10万円で平均値25万円程度になります。

なぜ15万円も差が開くのでしょうか。

費用が大幅に変わるのはウォシュレットの性能やタンクレストイレの性能によるものが強く一般的な言葉を使えば「商品代」が値段を上下する理由です。

 

(参照:TOTOウォシュレットカタログ 定価最安87,900円~最高191,800円と10万円以上もの差がある)

 

たとえば、お客様のご希望内容とご提案金額を以下に並べてみました。

「ウォシュレットはおしり洗浄だけあれば良いよ。」という方は最低値10万円でご提案します。

 

「ウォシュレットのリモコンは手元じゃなくて壁掛けがいいな。あと、メーカーはTOTO製で。」という方は15-20万円でご提案します。

 

「人が近づくと自動でフタ開閉する機能に憧れる!掃除もしやすいのがいい!」という方は20-30万円でご提案します。

 

このような感じで、急にトイレ交換っていくらするの?と聞かれた際には、
「タンクレスにしますか?ウォシュレットはどの程度の性能が欲しいですか?」と聞き返し、
その内容によって交換費用を暫定で出しております。

ですので、皆さんにはまずトイレの希望性能は何かをご検討頂き、それに合った商品を探して頂ければおのずと商品代は見えてくるかと思います。

商品を探すには、楽天やアマゾンのネット販売が良いでしょう。

我々のような業者でもびっくりの低価格で販売されておりますので、商品代の参考にはとても良いかと思います。

ただネット業者は安いですが、いまだ「安かろう悪かろう」の見方が強く、施工者も経験年数が浅い方でトラブル対応に欠けております。

また、お客様にあったトイレをお客様自身で探し出さねばならない苦労もあります。

説明が多すぎて何がなんだかわからない・・・というお客様はウォシュレットがついていないトイレを買ったりすることもあります。

 

その点、弊社では様々なトイレ交換を行ってきた実績から多くの商品を見てきており、提案力では他社に負けない自負があります。

施工を自社で行うことで低価格の交換費用をご提供できております。

もしトイレ交換をお考えの方はまずは弊社で御見積を取りませんか?

御見積の問い合わせはこちらから!

 

トイレのメーカー

 

ウォシュレットやタンクレスの性能によって商品代は変わりますが、トイレメーカーによっても価格が変わります。

例えば、タンクレストイレで一番安いメーカーをご存じでしょうか。

答えはPanasonic「アラウーノ」が最も安い価格帯を実現しております。

楽天では商品代8万円~販売されております。

ちなみにTOTO製タンクレストイレの最安値は176,000円、LIXIL製は105,000円となっています(2023/4/25現在)。

なぜ、ここまでメーカーによって価格が違うのでしょうか。

それはひとえにブランド力や素材の違いからくるものです。

トイレメーカーといえばTOTOが最も有名なように、商品自体の信頼性の強さが価格にも表れております。

勿論、安いメーカーほど商品に不安があるかといえば違いますが、価格が高くともなんとなくTOTOが良いというお客様は結構多いです。

Panasonicの便器の素材は特殊なガラス素材で出来ており、陶器で出来ている便器よりも安価に製造ができるようです。

ただ、ガラス素材の陶器は硬いブラシで擦ると傷がついてしまうため、陶器よりも頑丈さは低いと言えます。

ジャニス工業は便器は陶器ですが、タンクはプラスチック製とすることで最も安いトイレメーカーとなっている印象です。

 

施工している感じ、プラスチック製のタンクはプラモデルのおもちゃみたいで水漏れが怖いですが・・・

以上がメーカーによって価格が違う理由です。

 

では、弊社がおススメするコスパの良いトイレを以下にまとめました。

「こんなトイレが良いな」と今までお客様から実際に頂いた声を合わせて載せていますので参考にしてください。

・とにかく安くトイレ交換したい!メーカー問わず
⇒  ジャニス工業バリュークリンⅡウォシュレットセット 弊社価格64,000円+工事費

・安いトイレがいいけど便器はTOTOがいい
⇒  TOTO製タンク+便器セット + Panasonic製ウォシュレット 弊社価格84,000円+工事費

・コスパが良く掃除しやすいトイレにしたい
⇒  LIXIL製アメージュ 弊社価格75,000円+工事費

・タンクレスで安いのは?機能は最低限で!
⇒  Panasonic製アラウーノ Vシリーズ  商品代103,000円+工事費

・ウォシュレットリモコンは壁付けのものが良いな
⇒  ジャニス工業バリュークリンⅡ壁掛けリモコン 弊社価格72,000円+工事費

・タンクレストイレで自動でフタが開くタイプにして
⇒  Panasonic製アラウーノS1601  商品代135,000円+工事費

・タンクレストイレで掃除もしやすく機能も良いもの!
⇒ LIXIL製サティスS5 商品代230,000円+工事費

・TOTO製タンクレストイレで高級感あるタイプが良い
⇒ TOTO製ネオレストAH1 商品代300,000円+工事費

 

もし、こんなトイレプランだと金額いくら?と気になる方はお問合せくださいね。

弊社の施工事例もご覧ください!

施工事例

 

2.工事費は安すぎても高すぎてもダメ!相場はこれだ!

 

トイレ交換の中でも、工事費の内訳はブラックボックスとみているお客様が多いと思います。

今回はその内訳も完全解説しちゃいます。

工事費の内訳のメインは勿論作業者の給料です。

弊社ではトイレ交換を自社施工できるため、施工者の1日当たりの給料はおよそ20,000円くらいです。

さらに、工事にまつわる材料代もかかります。

例えば、排水管とトイレの繋ぎ目からの水漏れを防ぐ「フランジ」に1,000~2,000円かかります。

コンクリート床にトイレを固定させるため、穴を開けるキリやアンカー(1,000円以下)が必要になる場合もあります。

給水管を工事屋が用意する場合にはフレキ管が1,000円程度かかります。

ゴミが大量に出るのでごみ袋も必要ですね。

こういった細々とした必要な材料をまとめて5,000円程度頂いてるのが弊社の現状です。

そのため、弊社の工事費はおよそ25,000円程度になります。

 


 

ここで、工事費が15,000円以下の業者さんを考えてみましょう。

作業時間を数時間しか見ていないため、施工者の1日給料の半分しかかかっていないのでしょう。

1日に何個もトイレ交換していることでお客様一人当たりの工事費を削減しています。

一見、安くて良い!と思えますが、もし工事中にトラブルが発生した場合はどうするのでしょうか。

数時間の作業しか見ていないと急なトラブルにも対応できず、後ろのお客様にも迷惑をかけてしまうことになります。

また、壁紙や床張替えもあると、おのずとトイレ交換の作業者は1日常駐しなくてはなりません。

それでもトイレ交換の工事費15,000円以下の場合は、若い外国人労働者を使っていたり、トイレ商品代が異常に高かったりすることで調整しているのです。

工事費は安くても怖い、ということをご理解いただけたでしょうか。

 


 

逆に工事費が35,000円以上の業者さんを考えてみましょう。

この場合、作業を外注している場合が多いです。

たいてい外注費は1式25,000円くらいで、弊社がお客様に提示する金額と同じです。

ただ外注している業者も勿論商売なので、そこに多少の利益を乗せてお客様に提示することになります。

結果、相場よりも高い作業費35,000円が発生するということになります。

 

工事費の内訳をご理解できたでしょうか。

メインは作業者の給料ですが、それよりも1万円前後変動しているのは何かからくりがあると言えます。

 

3.見積にある諸経費って実際なに?

諸経費の項目としては、交通費とごみ処分費、現場管理費があります。

交通費は勿論ガソリン代や高速代が発生しますし、お客様の頼んだトイレを運搬する必要もあります。

弊社では交通費として一式4,000円を頂いております。

 

トイレのごみ処分費は他の廃棄物と比べて少し高いです。

「陶磁器くず」という廃棄品目で、目安の単価は1㎥当たり20,000~25,000円です。

トイレ1個当たり大体0.1㎥なので、およそ2,000~2,500円くらいが発生します。

ちなみにほとんどの産廃業者は0.1㎥という小さい単位では取り扱わないため、この計算は参考までにしてください。

実際は、別現場のごみとまとめて出すことで1㎥の処分費を発生させています。

 

また、新しいトイレは梱包されていますので、段ボールや発泡スチロールなども処分費1,000円程度がかかります。

壁紙や床材を張り替えた場合には3,000円~4,000円が処分にかかります。

勿論、これらを産廃業者に持っていく必要もありますので、運搬料も入ることになります。

結果、弊社ではトイレ交換だけで4,000円程度、壁紙と床張替えもすると8,000円程度をごみ処分費として頂いております。

 

現場管理費はトイレ交換では発生しませんが、一応工事における必要項目として挙げています。

というのも基本作業者は現場住所とお客様名前、交換するトイレくらいしか頭に入れません。

そこで、紙巻き器やタオルリングの交換もある場合、現場で作業者に忘れないよう指示出しする必要もあります。

床養生がない部分に工具などを置いてしまう場合もあるので、管理者が床養生をする必要もあります。

このように、お客様との打ち合わせ通りに工事を進め、かつ作業者も気持ちよく効率的に作業してもらうために現場管理費が存在しています。

 

ただ実際のところ、トイレ交換は小さい工事なので現場管理費は省かれて記載されないことも多いです。

弊社でもトイレ交換の場合無償としてはいますが、しっかりと工事を行いますという責任を持たせるため明細には記載しております。

 

4.トイレ工事によくある追加はこれ!

 

内訳1~3まではトイレ交換においては必要な項目でしたが、お客様の希望によっては追加工事も発生します。

 

壁紙や床の張替え

お客様によってはトイレ交換だけでなく、ついでに壁と床もイメージ変えたいという方も多いです。

また、トイレの臭いが気になるという方は壁と床を張替えするのが一番効果が良いです。

なぜ壁と床を張替えするのが臭い対策になるの?と思った方は既に解説してますのでご一読ください。

【プロが解説】ウチのトイレは何で臭いの?実は原因は〇〇が多い!

 

壁紙や床の張替えは1式50,000円、床だけの張替えは30,000円程度が相場だと思います。

基本的に提案する商品はどの業者も同じです。

壁紙はサンゲツ・リリカラの量産品番と呼ばれるスタンダード品番で、床はサンゲツ社のクッションフロアだと思います。

(参照:サンゲツ社の量産品番カタログ)

 

ここは企業努力が必要とも考えており、トイレ交換の作業者に床とクロス張替えもお願いできれば全体の工事費はぐっと安くなります。

ですが、そんな多能工を育てるのは難しく、育てても掛かった経費を回収すべくお客様には従来の工事費のままであることが多いです。

 

手洗い器の新設・交換

 

トイレ内にタンクの手洗いとは別で、手洗い器があるお客様はついでに交換したいと希望されます。

その場合、商品代+工事費などが発生しますので、トータル費用が50万円を超えることは珍しくありません。

さらに、タンク有トイレからタンクレスにする場合、手洗いがなくなるため後付けで手洗い器を新設することもあります。

 

手洗い器に関しては、収納キャビネットが必要かどうかや、給排水管の有無、水栓のグレードなどによってもまた金額が大きく変わることになります。

複雑な手洗い器は仕入れ先に見積を取らないと正確な金額は我々業者でも出せません。

もし手洗い器も含めてトイレ交換したい場合は、相見積もりをしっかり取りましょう。

その相見積もり先に弊社も入れて頂けると信頼性ばつぐんの御見積を提供できると思います。

こちらからお問合せ下さい。

御見積の問い合わせはこちらから!

 

雑工事

 

雑工事とは、本体となるトイレ交換などの工事に付随する小さい規模の工事内容のことを指します。

例えば、トイレットペーパーホルダーの交換やタオルリングの交換なども入ります。

この場合も商品代+工事費が含まれます。

弊社では、商品代はおよそ1個当たり3,000円程度、取付には2,000円程度発生します。

ネット販売されているオシャレな商品ですと、取付に時間がかかるので少し工事費は若干あがるかもしれません。

ただ、このくらいの内容だと取付に10,000円もかけていると逆におかしいことになりますので、そういうった業者は注意です。

 

5.まとめ

 

トイレ交換の費用は4つの分類「商品代」「工事費」「諸経費」「その他工事」に分けられます。

商品代が工事内訳のメインで、主にトイレの性能によって商品代が上下します。

トイレのメーカーによっても同レベルの商品でも値段が変わり、タンクレストイレならPanasonic製で普通のトイレならジャニス工業が最も安いです。

高級感を持たせたい、ブランドを意識したい、性能を上げたいのであればTOTO製やLIXIL製のトイレが良いでしょう。

 

次には工事費が発生し、作業者さん1日当たりの給料と細々とした材料費が発生します。

業者の内部事情によって作業費に1万円程度違いが出るでしょう。

 

諸経費には交通費やごみ処理費用と現場管理費が発生します。

トイレ交換における費用としては違いが出にくい項目だと思います。

 

もし、トイレ交換以外のその他工事をご希望される場合には別途費用が発生します。

多いのはトイレットペーパーホルダーやタオルリングの交換で、手洗い器があるお客様はついでに交換する場合もあります。

こちらは都度御見積を取って確認頂く必要があるので、出来れば相見積もりをして比較しましょう。

 

最後までお読みになって頂けた方、本当にありがとうございます。今はネット検索しても、大量の情報に埋もれてしまうので生の新鮮な情報が手に入らなくなっています。これからは私が独自の目線でリフォーム業のことを発信していきますので、気になって頂けた方は応援して頂けると嬉しいです。ブログだけでなく、インスタも頑張ります。フォローよろしくお願いします。