【プロが解説】掃除しやすいトイレの特徴は〇〇!メーカー別に解説します【決定版】

こんにちは、東京都江戸川区でリフォーム業を営んでおりますワールド設備です。

トイレ交換をご検討中でどのトイレにしようか検討中でしょうか?今回はそんなあなたに!リフォーム業者社長である私が、「掃除しやすいトイレの特徴」をお伝えします。
他のブログ記事を読んでいると、「フチなしがいい」とか「タンクレストイレがいい」とか書いてありますが、「じゃあ具体的にどの商品なの!?」とお悩みではありませんか?
そこで、メジャーなトイレメーカーの商品を具体的に紹介しながら、掃除しやすさの比較を行いました!

弊社でトイレを交換した場合の交換費用も載せますので、ご予算に応じてどのトイレにしようか検討してくださいね。

 

1.便器はフチなし形状がいい!おススメのトイレはこれだ!

便器にフチがあると、折り返しの部分(溝)に黒ずみや汚れが溜まりやすくなります。ブラシで擦っても汚れが落ちたかの確認も大変ですよね。
ですので、便器にはフチがないフチなし形状を選ぶことで掃除が楽になります!
ただ、フチが無いことのデメリットとして、尿のはね返りをブロックしてくれる構造でなく便座裏が汚れやすくなります。
そのためか最近ではフチなし形状だけでなく、フチ裏がなく緩やかなカーブとなった形状で尿のはね返りを防ぎつつ掃除しやすい便器もあります。

では具体的なトイレはどれを選べばよいのでしょうか。
各種トイレメーカーのフチ形状を比較してみましょう。

・TOTO

TOTO製タンクレストイレ「ネオレスト」とタンク有トイレ「ピュアレストEX(CS325を除く)」全てフチなし形状(画像左)となっています。
その他トイレ「ピュアレストQR」「一体型トイレ」などはフチ裏がなく緩やかな丸みを帯びた形状(画像右)となっています。

画像からも分かる通り、掃除しやすいのは「ネオレスト」もしくは「ピュアレストEX」の構造と言えるでしょう。
しかし、「ネオレスト」は他社タンクレストイレと比較しても単価が高いですし、
「ピュアレストEX」もタンク有トイレの割には高いです。
もし、機能面やブランド力でTOTOを選びたい方で、掃除しやすいトイレを求めるならば「ネオレスト」か「ピュアレストEX」をおススメします。

・LIXIL

LIXIL製トイレは基本フチレス形状です。
そのうえ、サティスGタイプのみフチ裏がなく緩やかなカーブとなった形状を採用し、
より尿のはね返りを防ぎつつも便器内の水流もコントロールして、汚れにくく清潔を保つ構造を取っています。

サティスGタイプはLIXILのハイグレードモデルなので性能が高いですが、それ以外のモデルは最安モデル「アメージュ」でもフチレス形状です。
そのため、私はよく「掃除しやすいトイレならLIXILです!」とおススメしています。

・Panasonic

Panasonic製のトイレはタンクレストイレ「アラウーノ」だけが出ています。「アラウーノ」の中でも複数種類が出ており、全てフチあり形状と説明されています。ですが、フチ裏を掃除しやすい形状を取っているようです。
Panasonicはフチ裏を残すことで、便座裏が汚れるのを防ぐ方を優先したといえます。
またアラウーノの機種によっては、自動で便器内を泡洗浄をしてくれる機能もありますので、
どちらかというと「掃除しなくても良いトイレ」と言えます。

・ジャニス工業

ジャニス製トイレは全てまるみえフチなし形状を取っています。
さらに便器手前のフチを限界まで薄くした「フロントスリム」という構造を取っています。
かなり掃除がしやすい形状となっております。ただ、尿のはね返りによる汚れが気になる所ではあります。

 

結論、フチなし形状の比較としてはLIXIL製トイレが最もコスパが良いと言えます。
ただトイレ全体の「掃除しやすさ」としてはフチ以外の部分も検討する必要があります。

 

2.隙間に汚れがたまる!じつは隙間が掃除しやすくなるオプションもある

便座と便器のすき間は水滴が入り込みやすく汚れが溜まる部分です。

この部分がしっかりと掃除がしやすい構造となっているかで各種メーカーを比較したいと思います。
その前に、掃除しやすい構造として考えられる2パターンをご紹介します。

 

一つは、ウォシュレットと便器が一体型となっているものです。
そもそも一体型であれば継ぎ目となるすき間は生じません。

ただ、一体型はおススメしません。何故ならウォシュレット交換ができない場合が多く、トイレごと交換になってしまうためです。
一体型トイレのウォシュレットは故障したとき、同じウォシュレットにしか交換ができません。
つまり、ウォシュレットが廃盤となると交換はできず、トイレごと交換になってしまいます。
ウォシュレットは耐用年数10~15年と短いので、将来にかかる費用を抑えたいのであれば一体型はおススメできません。

二つは、ウォシュレットに「リフトアップ機能」がついた機種になります。
実はこのすき間を掃除しやすくする機能があることご存じでしたか?
リフトアップ機能を使うことで、便座が便器から浮いて手を入れて掃除ができるスペースが生まれます。
私がトイレ交換に伺った際、この機能があると知らずにつけたお客様がとても感動されていることを今でも覚えています。
さて、また各種トイレメーカーの形状を比較してみましょう。

 

・TOTO

TOTO製のタンクレストイレ「ネオレスト」にはお掃除リフトが付いています。
画像のように手が入りこめるスペースが生まれます。
ただ、意外とこのスペースが狭く中々掃除しづらいとの声もあります。

 

・LIXIL

LIXIL製のタンクレストイレ「サティス」には電動式のお掃除リフトアップが付いています。
こちらボタンを押すだけでまるでガン●ムのように便座が持ち上がり、手が入りこめるスペースが生まれます。
TOTOよりもスペースが広い上に上までしっかり持ち上がるためとても掃除がしやすいです。

ちなみに一部機種によっては手動リフトアップ機能もあります。

 

・Panasonic

Panasonic製トイレ「アラウーノ」は一体型のためすき間がありません。ですので、汚れは溜まりづらく掃除しやすいです。

ただ、先述した通り一体型なので将来的なコストがかかります。
しかしアラウーノは一体型トイレではありますが、タンクレストイレの割には価格が安いです。
※比較
TOTO ネオレスト 最安モデルRS1 定価297,000円
LIXIL サティス 最安モデルS5 定価276,000円
Panasonic アラウーノ 最安モデルSN5 定価180,000円

もし、お掃除リフト可能なTOTOやLIXILはコストが高く手が出せない・・・という方はPanasonicアラウーノを検討されるのが良いです。
アラウーノはお手軽にタンクレストイレが楽しめ、かつ機能性も高いという優れものです。

 

・ジャニス工業

ジャニス工業製トイレにはお掃除リフト機能はありません。
また、一体型もないため便座と便器のすきまは生じてしまいます。
ジャニス工業のトイレは価格の安さ・長持ちなので、掃除しやすさの面では他社に劣ると言えます。

 

3.やっぱりタンクレストイレは掃除しやすい!

ここまで解説をお読みになった方は気づいているかと思いますが、掃除しやすいトイレは圧倒的にタンクレストイレです。

各種メーカーが現在一番力を入れているトイレなので、デザイン性がとても高いです。
また、タンクがない分、掃除する箇所がそもそも少ないです。
もし予算があればタンクレストイレをご検討されてみては如何でしょうか。

 

4.弊社がおススメするトイレはこれ!

もし予算を抑えたく、掃除しやすいトイレを選ぶならばLIXIL製「アメージュ」をおススメします。
※弊社交換価格アメージュZ 商品代75,000円~(便器+タンク+ウォシュレット付)+施工費32,000円~(交換工事+処分費+交通費)+税

また、掃除しやすいタンクレストイレをご検討される場合、費用を抑えたいならばPanasonic製「アラウーノ」をおススメします。
※弊社交換価格アラウーノV SN5 商品代103,000円~(便器+ウォシュレット)+施工費32,000円~(交換工事+処分費+交通費)+税

予算はある方で、掃除しやすく機能も充実したトイレを選ぶならばLIXIL製「サティス」をおススメします。
※弊社交換価格サティス S5 商品代230,000円~(便器+ウォシュレット)+施工費32,000円~(交換工事+処分費+交通費)+税

 

5.まとめ

弊社がおススメする「掃除しやすいトイレの特徴」をメーカー別で解説しました。
トイレは10~20年は使い続けられるため、交換の際には後悔しないトイレを選びたいですよね。
お客様の多くは掃除しやすいトイレをまず一番にご希望されます。
そこで気にする部分は「フチなし便器・リフトアップ機能・タンクレストイレ」の3点です。
予算がない場合はアメージュ、少し予算がある方はアラウーノ、予算がある方はサティスをおススメします。

最後までお読みになって頂けた方、本当にありがとうございます。今はネット検索しても、大量の情報に埋もれてしまうので生の新鮮な情報が手に入らなくなっています。これからは私が独自の目線でリフォーム業のことを発信していきますので、気になって頂けた方は応援して頂けると嬉しいです。ブログだけでなく、インスタも頑張ります。フォローよろしくお願いします。